こんにちは!大学三年生になり、将来に悩むことが多くなったいたるです!
今日は朝井リョウさんの「何者」を読んだ感想をレビューしていこうと思います!
ただの小説ではなく、「人と違う自分になること」、「人と違う人生を送ること」について徹底的に考えさせられる作品でした。
何者とは?
前述したように、「何者」は朝井リョウさん(早稲田卒)の書いた小説で、直木賞を授賞し、映画化もされている人気作品です!
就活に挑む5人の大学生の行動と心の葛藤が描かれています。
自分が「違うこと」をアピールしたいという感情
この作品のテーマは題名の通り、人と違う「何者」かになること、だと思います。
誰もが他とは違う自分でありたい、という願望を持っているはずです。
この作品に出てくる登場人物は5者それぞれ違う大学生活を送ってきました。
・演劇をやっていた、一歩ひいたところから冷静に周りを見ようとする男子
・バンド活動に明け暮れた、天真爛漫な男子
・留学やインターンに取り組んだ、意識高い系女子
・休学をし、クリエイティブな生き方を志す男子
・本や映画、恋愛を楽しんだ、素直系女子
それぞれの大学生活を送ってきた5人が就活を通して、「他人とは違う自分」をアピールします。
大学生ならば、この5人のどこかに共通している部分、共感できる部分があると思います。
僕自身も、「人とは違う自分でありたい」という思いがあります。
周りとは違う生き方をしたい、そしてそんな自分を認めてほしいという感情が心の中に確実に存在します。
みなさんも似たような感情を抱いたことがあるのではないでしょうか?
就活を通して考えることになる自分の人生
この作品のテーマでもある、「就活」が近づくことで、大学生は自分の人生について考えることになります。
僕も現在大学三年生ですが、自分の将来について悩むことが多いです。
その悩みの中の一つに、「このまま自分は人と同じように就活をして、人と同じように働き続ける人生を送るのだろうか?」というものがあります。
自分だけは他人と違う人生を送りたい、自分は突出した人物でありたい、という思いと、横一線で将来の仕事を決める就活がぶつかるのが大学三年生・四年生だと思うんです。
人と違う「何者」かになることを諦めてはいけない
就活が迫るにつれて、また就活を通して、多くの人は人と違う人生を送ることを諦めてしまいます。
「一部の限られた人しか人と違う人生なんて送れない」
「自分はそんなすごい人じゃないんじゃないか?」
将来をより考えるようになってきた僕自身も、自分は本当に人と違う人生を送れるのか不安になることも多くなりました。
ただそれでも思うのが、人と違う「何者」かになるのを諦めてはいけない、ということです。
諦めたらそこで終わり、というのは一番よく使われる常套句かもしれませんが、他の何を諦めても一番諦めてはいけないのが自分の理想の将来なのではないでしょうか。
人生が何回もあるなら一回くらいアンパイな人生を送ってもいいかもしれませんが、一回しかない中で理想の人生を追い求めないのはもったいなさすぎます。
だから僕は自分が理想とする将来、好きなことややりたいことを仕事にして世界の役に立つ、という目標を絶対に諦めません!
(ついでにブログの成功も諦めません。笑)
以上、人と違う自分って?「何者」でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました!